図書館再開へ、頼る市民の声 東京・清瀬市長が狙う懇談会開催のわけ
3月の市長選で図書館の存続が争点となった東京都清瀬市で、原田博美市長が地域図書館3館の再開をめざしている。だが、市議会での議決が必要で、見通しは立っていない。市長は「市民の声」を頼りに、打開策を練り始めた。
8日に始まった6月定例議会で初の所信表明に臨んだ原田市長は、「住民の居場所になってきた地域図書館の再開に向けて、市民参画のもと検討を進める」と意欲を示した。
前市政下で市立図書館は6館のうち旧中央図書館を含め4館を閉じ、1館新設して3館になった。原田市長は復活を掲げたが、旧中央図書館は建築制限などを理由に早々に断念し、三つの地域図書館の再開が課題となっている。
ただ、再開には予算や図書館設置条例の一部改正が必要で、原田市長を支える共産は少数会派だ。自民や公明が過半数を占める市議会で、「合意が取れるかどうかに左右される面も大きい」(原田市長)とする。
まず立ち上げたのが、市民と対話する「市長と語る会」。5月26日に開いた初回は市内の読書環境がテーマで、「図書館が突然廃止されて本当にがっかりした」「地域図書館を何とか復活してほしい」といった参加者の声に、原田市長は「皆さんが望む図書館を作っていきたい」と応じた。
市長と住民が地域図書館の跡地活用を話し合う「市民懇談会」も設ける。閉館した3館の入っていた地域市民センターで、7月22日から8月1日にかけて6回開く。
さらに、図書館運営について助言する諮問機関「図書館協議会」の委員に、市民2人を加える。これまでは大学教授らが務めており、市民の参加は初めて。すでに公募を終え、応募した30人から書類選考中だ。原田市長は「市民や利用者の声が反映できるしくみを作るべきだ」と説明する。
原田市長は市民の声を背景に再開への具体策をまとめ、来年度予算案に関連経費を盛り込みたい考えだ。だが、「語る会の参加者は市長の支持者が多いのではないか。サイレントマジョリティー(声なき多数派)の意見をとりいれることが大事だ」「具体策を示してもらわないと反応しようがない」(市議)との声もあがっており、先行きは見通せない。
📌 Kaynak
Bu özet Asahi Shimbun (JP) kaynağından otomatik derlenmiştir. Tamamı için orijinal habere gidin.
Orijinal haberi oku →