森氏の皇族養子案巡る発言に野党反発 議論の積み上げ崩しかねず
衆参正副議長のもとで与野党が協議している安定的な皇位継承に向けた皇族数確保策を巡り、森英介衆院議長が、養子縁組で皇族とした男子について「男の子が生まれれば、その子は皇位継承権を持つことになる」と発言した。皇位継承については議論の対象とされておらず、野党は発言を「不適切だ」と問題視。森氏は9日に「将来の検討を先取りし、縛るような趣旨のものではない」と釈明するコメントを発表した。また、立憲民主党は10日の全体会議で、男系男子を養子縁組で皇族とする案に反対する見通しとなった。
衆参両院が8日に開いた安定的な皇位継承に向けた皇族数確保に関する全体会議では、1947年に皇籍を離脱した旧宮家出身の男系男子を養子縁組で皇族とする内容を含む「立法府の総意」案が示された。「養子は皇位継承権を持たない」と明記されたが、森氏は記者会見で、案には記されていないのに、養子に男子が生まれた場合について「皇位継承権を持つ」との見解を述べた。
森氏は9日のコメントで、皇室典範1条が「皇位は皇統に属する男系男子が継承する」と定めていることに触れ「現行法の解釈を述べたものだ」と釈明した。一方で「今回の皇族数確保の施策も、究極的には、安定的な皇位継承の確保に資するものだ」との認識も示した。自民党は、皇族となった養子に…
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