「本なら売るほど」作者、大賞に「ただ描くしかない」手塚治虫文化賞

📌 Diğer 📰 Asahi Shimbun (JP) 🕐 2 saat önce

第30回手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)の贈呈式が11日、東京都千代田区の有楽町朝日ホールであった。マンガ大賞の「本なら売るほど」(KADOKAWA)の児島青さんに鉄腕アトムのブロンズ像と賞金200万円、新生賞の「怪獣を解剖する」(KADOKAWA)のサイトウマドさん、短編賞の「あたらしいともだち かわじろう短編集」(マガジンハウス)のかわじろうさん、特別賞の「ペリリュー ―楽園のゲルニカ―」(白泉社)の武田一義さんには、ブロンズ像と賞金100万円が贈られた。

スピーチでは受賞について、「自分でいいのかという思いは、この期に及んでもまだぬぐいきれませんが、こうなった以上は、できることと言えば、ただ描くことしかないというすがすがしい諦観(ていかん)のようなものも覚えています」と語った。

新生賞のサイトウさんは、大型怪獣の上陸が相次ぐ近未来を舞台に怪獣学者の女性の奮闘をポップに描き、「突き抜けた設定の中でエンタメ性と社会性を両立させた高い技量」が評価された。

スピーチでは第29回の短編賞受賞者・榎本俊二さんが、香川県と岡山県をつなぐ瀬戸大橋について、「いつも瀬戸大橋を見ると、人間ってすごいと思うんです」と語るのを聞いたと明かした。サイトウさんは橋脚の下にある島の暮らしを見た経験があり、夏祭りで島民の踊る背後で、黒々とした橋脚がたたずんでいる光景に「怪獣映画みたいだ」と感じたという。こうした経験を振り返り、「『怪獣を解剖する』という作品が何を意味するのかについて、改めて考え、気づきを得ることができました」と語った。

贈呈式にはカッパのかぶり物で登場し、スピーチでは「マンガというのはそもそも、自分が表現したいと思ったことが読んだ人に伝わる、そのこと自体が面白いことなんじゃないかと思うようになりました」と語った。

特別賞の武田さんは、パラオ・ペリリュー島での太平洋戦争の激戦を描き、「マンガ本編と映画版が見せた戦争表現の新境地と、戦後80年の年に放った反戦平和の力強いメッセージ」が評価された。スピーチでは、自らの作品を「戦争を知らない世代の戦争マンガ」と位置づけ、「子どもたちが将来、何かのきっかけで『自分も戦争マンガを描いてみようかな』と思ったときに作品は本当に成功したと言えるのではないか」と語った。

贈呈式後の記念トークイベントでは、手塚治虫さんの魅力について、長女・手塚るみ子さん、選考委員のトミヤマユキコさん、矢部太郎さん、「毛塚治虫先生」に扮したお笑いコンビ「ガリットチュウ」の福島善成さんが語り合った。式・イベントには約450人が来場した。

📌 Kaynak

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