イラン「ホルムズ完全封鎖」 米トマホーク49発発射 連日攻撃応酬
米中央軍は10日、イラン国内で複数の標的を攻撃したと発表した。イラン国営メディアによると、イラン側もホルムズ海峡の「完全封鎖」を宣言し、周辺国の米軍施設に反撃。2日連続の攻撃の応酬となり、両国の対立が激化している。
米中央軍は米東部時間10日午後5時15分(日本時間11日午前6時15分)に攻撃を始め、4時間弱で「完了」を発表した。イラン全域の監視施設や通信システム、防空拠点を攻撃し、「不当かつ継続的な武力行使への対抗措置だ」とした。トランプ大統領の指示に基づくものだとしている。
米軍の攻撃用ヘリコプター「アパッチ」がイランに撃墜された報復措置として始まった攻撃の応酬は前日から続いており、軍事的な緊張がいっそう高まっている。
トランプ氏はFOXニュースに対し、戦闘機による爆撃のほか、巡航ミサイルのトマホーク49発を発射したとし、「明日(11日)も彼らを攻撃する」と語った。
これに先立ち、トランプ氏は10日、「イランが交渉を長引かせている」とSNS投稿で不満を示し、「昨日は激しくたたいたが、今日もまた激しくたたく」と記者団に攻撃を予告していた。「(この攻撃で)ディール(合意)がどうなるかみてみよう」と付け加えた。イランの発電所や橋への攻撃の可能性を尋ねられると、「そうすることもできる。我々には世界で最強の軍隊があり、たたきのめすこともできる」と答えた。
ヘグセス米国防長官は10日、イランへの攻撃を主導する中央軍の司令部を訪れ、「今夜の攻撃は強力であり、明日の夜であっても同様に強力なものになる」と記者団に説明。イランが合意を受け入れない場合については「中央軍の中で見た計画に直面することになる」と述べ、さらなる攻撃の可能性を示唆していた。
イラン国営放送によると、イラン南部のホルムズ海峡に近いゲシュム島、シリク、バンダルアッバスで爆発があった。米軍の攻撃としている。攻撃を受け、イランの軍事作戦を統括する司令部は今後、ホルムズ海峡の通航をタンカーを含むすべての船舶に対して禁止し、通航しようとすれば攻撃の対象になると主張した。
また、国営放送によると、イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊」は通航を試みた2隻の船舶を攻撃した。革命防衛隊は「ホルムズ海峡は即時かつ完全に封鎖されている」と宣言した。一方、米中央軍は「商船は今夜も引き続き通航している」としている。
さらに、イランはクウェート、バーレーン、ヨルダンの米軍施設を報復攻撃した。革命防衛隊はクウェートとバーレーンで「18の重要標的」を狙ったとしている。ヨルダンへの攻撃では、弾道ミサイル12発を発射したと発表したという。
トランプ大統領は、イランによる意図的な攻撃なのか、それとも事故なのか明らかでないイランのドローンと米軍アパッチの「衝突」(AP)を利用して軍事行動に踏み切り、自らの軍事的「本気度」を示そうとしているように見える。 しかし、トランプ氏や米軍が誇示する「本気度」もまた見せかけに見える。もとをただせば、米・イスラエルによる「国際法違反」の疑いが強い大規模攻撃を受けて、イランが米軍基地がある湾岸諸国とホルムズ海峡の通航の安全を脅かすという「非対称戦」に出たことで、世界経済が打撃を受け、トランプ政権は既に窮地に陥っている。 ロイター通信などによれば、イランのミサイル戦力について確実に破壊が確認されているのは全体の約3分の1にとどまり、多くが依然として残存している可能性がある。また、多数のドローンを保有し、一部では生産が再開されているとの分析もある。 イランは今回の米軍の攻撃について、湾岸諸国に対して<(米軍が)イランに対して敵対行為を行うのを阻止する「法的、道義的責任」がある>(朝日新聞)と強調する。米軍がイラン攻撃を激化させれば、ホルムズ海峡の開放が遠のくだけでなく、湾岸諸国のインフラが打撃を受ける。 双方が大規模な攻撃の応酬を避けようとしているとしても、双方が自らの「本気」を示そうとするような軍事的応酬を続ければ、危険な報復の連鎖に陥るおそれがある。
📌 Kaynak
Bu özet Asahi Shimbun (JP) kaynağından otomatik derlenmiştir. Tamamı için orijinal habere gidin.
Orijinal haberi oku →