石岡市長選、3人が立候補で三つどもえ

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茨城県石岡市長選挙が14日、告示された。前市長が議会から2度の不信任決議を受け、失職したことに伴う異例の選挙。失職した前職と新顔2人の計3人が無所属で立候補を届け出て、三つどもえの戦いになった。21日に投開票される。 立候補したのは、届け出順に前市長の谷島洋司氏(63)、前県議で新顔の戸井田和之氏(61)、医療法人理事長で新顔の幕内幹男氏(68)の3人。市議会が2度、「ノー」を突きつけた谷島市政への評価などが争点になる。市議たちは不信任案に賛成・反対の立場を踏まえ、候補者3人の応援に足を運んだ。6月13日現在の有権者数は5万9072人。 市議会は3月19日、市長だった谷島氏について「行政の最高責任者としての自覚が著しく欠けている」などとして、不信任決議案を賛成多数で可決。これに対して、谷島氏は「不信任決議に正当な理由はない」として、失職ではなく、議会を解散。4月26日に市議選が実施された。 5月14日に開催された新議員による臨時会で、市議会は緊急動議に基づき、谷島氏に対する2度目の不信任決議案を賛成多数で可決。谷島氏は地方自治法に基づき市長を失職した。 市議会と谷島氏の対立は、谷島氏が初当選した2020年当時から続いてきた。市民ホールなどの複合文化施設計画について、市議会は関連する予算案を否決するなど、計画に繰り返し「待った」をかけてきた。 谷島氏は石岡駅の東側で第一声を上げた。まず、自身への2度の不信任決議が招いた選挙であることについて「市民のみなさんに迷惑と心配をおかけした」と釈明した。 「お産のできる医療施設誘致の実現が近い」ことを強調。「働く、産む、育てる」を重視して政策に取り組むとしたうえで、「議会の皆さんに寄り添い、対話を進めていく」とアピールした。 戸井田氏は、市内の商業施設跡地で出陣式を開いた。市議会が2度にわたり市長への不信任案を可決したことについて触れ、「石岡市を正常化してくれという皆さんの願いで選挙に出ることに決意した」と説明。市政を立て直したいと訴えた。 出陣式には、大井川和彦知事や自民党の国会議員・県議も駆けつけた。大井川知事は「市政が停滞して物事が先に進まないのは致命的」と指摘。戸井田氏を「能力と実力と意欲を兼ね備えている」と紹介し、支持を呼びかけた。 幕内氏は、石岡駅の西側で第一声。まず、地元の病院長として30年間、市民の命と向き合い、地域医療に貢献してきたという実績を強調した。 そのうえで、人口が減り経済が低迷する現在の石岡市を「絶滅危惧種」と表現。県中央に位置する中核都市として発展させるとして、「石岡を元気にできるのは私しかいない」と訴えた。 続いて事務所前で開いた出陣式には前衆院議員の青山大人氏も姿を見せ、「幕内候補をぜひ、石岡市の新しいリーダーに」と呼びかけた。

茨城県石岡市長選挙が14日に告示され、前市長と新顔2人が立候補した。前市長は議会から2度の不信任決議を受け、市長を失職した。立候補者は谷島洋司氏、戸井田和之氏、幕内幹男氏の3人で、それぞれ異なる方針を掲げて選挙戦を展開している。市議会は2度にわたって不信任決議を可決し、地方自治法に基づいて市長を失職させた。選挙は21日に投開票される。候補者の主な争点は、前市長の政策評価や市政の正常化である。各候補者は自身の政策や実績を強調し、支持を呼びかけている。

市議会と市長の対立が選挙に直結し、市政の方向性が問われる重要な選挙である。

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