「最高の同志」 天皇陛下とオランダ国王、「水」で深めた絆
天皇陛下(66)はオランダのウィレムアレクサンダー国王(59)と共に、同じテーマで絆を深め、歴史や社会問題に向き合われてきた。 「水が、人々が知恵を出し合うことで分かち合われ、紛争や貧困、教育やジェンダー問題が改善され、平和と繁栄、幸福がすべての人々にもたらされることを願わずにはいられません」 陛下は自らの著書で、水問題への思いを明かしている。これまで国際会議での講演、国内外での治水や防災施設の視察などを重ねてきた。 来日した大統領らと皇居内で面会する際も、各国の水事情がよく話題になる。水を巡る取り組みはライフワークであり、陛下ならではの国際親善に向けたアプローチにもなっている。 皇太子だった陛下は2003年、京都市で開かれた国際会議「第3回世界水フォーラム」に名誉総裁として出席し、記念講演に臨んだ。 テーマは「京都と地方を結ぶ水の道―古代・中世の琵琶湖・淀川水運を中心として」。学生時代からの日本中世史や水運史の研究を発展させた内容で、陛下の国際的な講演デビューだった。 この会議に皇太子だった国王も出席していた。オランダのハーグで開かれた第2回フォーラムで議長を務めており、京都開催はオランダから日本に渡されたバトンだった。
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