セクハラ知事辞職 調査責任者の女性副知事が語る「反省と後悔」

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福井県前知事が、複数の県職員へセクシュアルハラスメントにあたるメッセージを送信し、辞職した問題。県が公表した調査報告書には、公文書ではおよそ目にしないような品位を欠いた性的なメッセージも記載された。対応の先頭に立った鷲頭美央副知事(46)は「起きたことは包み隠さず世間に伝えようと思った」と語る。毅然(きぜん)とした対応を貫いた背景には、県初の女性副知事としての覚悟があった。【聞き手・高橋隆輔】 ――杉本達治前知事によるセクハラ問題に関する調査報告記者会見では、県側から出席した副知事、総務部長の幹部2人がいずれも女性でした。 ◆私が担当したのは、女性だからではなく、ハラスメント対応を所管する総務部を担当しているからという理由です。ただ、私は杉本氏の公約として、女性の視点を期待されて副知事へと登用され、県内では女性活躍の旗を振ってきました。 ◆特別調査委員の調査で明らかになった被害者がどなたかは我々にも分からないため、この会見で心からの謝罪を伝えようと思っていました。その際、大切にしたのは、被害者の気持ちを安易に代弁しないことでした。同じ女性でも、被害者の本当の気持ちは完全に理解することも、負担を肩代わりすることもできません。 「本当につらかったと思う」と共感を示す言葉も最初は考えましたが、言うべきではないと考え直しました。結局「被害に苦しむ職員を救えなかったことを悔しく思う」と言うのが精いっぱいでした。だからこそ、できることとして、起きたことは包み隠さず世間に伝えました。

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