中国、ミャンマーのASEAN復帰を支持 親軍政権と共同声明
中国政府は17日夜、ミャンマー側と発表した共同声明で、ミャンマーが東南アジア諸国連合(ASEAN)や国連といった国際的な枠組みに「全面的かつ平等で建設的に参加」することを支持すると表明した。国際社会への「復帰」を模索するミャンマーの軍主導政権は、中国の後押しを正統性回復に向けた材料として利用するとみられる。 ミャンマーでは2025年12月~26年1月、主要な民主派を排除した総選挙が実施され、軍系政党が大勝した。21年2月のクーデター以降、国軍トップとして軍事政権を率いたミンアウンフライン氏が大統領に選ばれた。ただ、ASEAN内では選挙結果の承認を巡って一致しておらず、国連でも親軍政権の正当性は認められていない。 共同声明ではまた、米国や日本を念頭に、双方が「単独行動主義や保護主義に反対し、軍国主義の復活など地域の平和と安全を害するたくらみに反対する」と表明。中国の巨大経済圏構想「一帯一路」のための安全保障協力を強化することでも合意し、ミャンマーは「中国のプロジェクトの安全を守る」とした。 中国の習近平国家主席は16日、同国を訪問中のミンアウンフライン氏と北京で会談。「新政権が発展と安全を調整し、国情に合致し国民が擁護する正しい発展の道を見いだすことを支持する」と述べ、親軍政権への支持を明確にしていた。【北京・畠山哲郎】
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