大分・九重で土砂崩れ 住宅巻き込み1人重傷 防災工事予定地域

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17日午後7時ごろ、大分県九重町松木の山あいにある住宅街で裏山の斜面が崩落し、木造2階建て住宅1棟が土砂に巻き込まれた。この家に住む女性(55)が脚を骨折する重傷を負い、18日も周辺の住民30人が避難している。 県などによると、住宅裏山の斜面が高さ約30メートル、幅約10メートル、長さ60メートルにわたって崩落。住人の女性は下半身が土砂に埋まった状態で見つかり、駆けつけた警察官らに救助された。同居の息子(32)は外出中で無事だった。 土砂は近くの県道409号にも流れ込み、約600メートルにわたり通行止めになっている。他の住宅の敷地にも流入したが、建物の被害はないという。町は17日夜に災害対策本部を設置し、現場周辺の9世帯30人に避難指示を発令。全員が集会所などに避難した。 現場はJR久大線の恵良駅から北東に約2キロ離れた山あいで、川沿いに住宅が点在する地域。周辺は土砂災害特別警戒区域に指定されており、県が年内にも防災工事に着手する予定だった。付近では発生前の24時間に雨は観測されていなかった。裏山の水路が漏水していたとの情報もあるといい、県などが原因を調べている。 土砂に巻き込まれた住宅の隣で暮らす藤原孝さん(70)は「ダンプカー事故のようなガラガラッという音がして、地面も少し揺れたような感じだった」と、崩落当時を振り返った。驚いて外へ出ると、住人の女性が土砂と一緒に外へ流されており、救助を手伝った。家族は避難所で一夜を明かしたといい、「みんな不安で一睡もできていない」と話した。 近くに住む60代の無職男性は「命があってよかった。少し離れた集落も避難している。これ以上広がらないといいが」と心配そうな表情を浮かべた。【山口泰輝、岡田愛梨】

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