滋賀県知事選が告示、現新4人立候補 物価高対策、交通税など論戦へ
滋賀県知事選が18日、告示された。新顔で元栗東市職員の大隅元侍氏(42)、新顔で共産党県委員会副委員長の坪田五久男氏(67)=共産推薦=、4選をめざす現職の三日月大造氏(55)、新顔で会社員の坂本正明氏(57)の4人がいずれも無所属で立候補した。3期12年の三日月県政の評価、物価高対策、地域交通の維持・充実に向けた「新たな税」(交通税)の導入検討が論戦の主なテーマになりそうだ。投開票は7月5日。 鉄道の減便やバス路線の縮小、運転手不足など、県内の公共交通には課題が多い。県は今年3月、5カ年の「滋賀地域交通計画」を策定。その財源として、三日月氏は国費の獲得や予算の拡充を前提に、不足分には新たな税の検討も視野に入れている。 大隅氏はJR草津駅近くで行った第一声で、交通税について「(三日月氏が)上乗せ課税を強いることについて、説明がないまま選挙戦に突入した」と主張。琵琶湖森林づくり県民税を例に「既に県民税を多く取っている」とし、「交通税は絶対に反対」と訴えた。 坪田氏はJR膳所駅前で出発式を開いた。「三日月県政の予算額はどんどん増えているのに、地域交通の予算は減らしている」と指摘。「新たな税などとんでもない。6800億円の県予算で公共交通の予算も組むべきだというのがパブリックコメントに出された圧倒的な県民の声だ。知事選できっぱり決着をつけよう」と訴えた。集まった支援者らは「NO WAR」「体育館にエアコンを」などのプラカードを掲げて応援した。 三日月氏は県庁前の第一声で、「交通税を作るために知事をやるんじゃない。暮らしをより良くするために、みんなで負担を分担し合う。そういう仕組みを考えているのは滋賀県だけだ」と強調。「議論を積み重ね、将来の安全や暮らしの豊かさを作っていきたい」と訴えた。支援・支持する自民党県議団、チームしが県議団、公明党県議団、さざなみ倶楽部の県議会4会派の代表や県内の首長らが応援演説などをした。 坂本氏は夕刻に立候補を届けた後、県庁わきで記者団の取材に応じた。交通税については「絶対反対」と述べ、理由として物価高や急激な円安を挙げたほか、高齢者らへの配慮を求めた。 朝日新聞は滋賀県知事選の投開票日の7月5日午後7時ごろから、インターネットで開票状況を伝えるライブ配信を行う予定です。当日の配信はQRコード、またはURL(https://www.youtube.com/live/mbptU9ntHn8?si=CfCT6YMVpC3Nm4Ju)からご視聴ください。
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