授業中に消えた10歳男児、滝で見つかり死亡 特別支援学校長が謝罪
石川県小松市の山あいにある県立小松特別支援学校から5年生の男児(10)が姿を消して丸一日。学校から1キロほど南にある滝で発見されたが、まもなく死亡が確認された。瀬川真司校長は「児童が尊い命を失うという、あってはならない事態が発生した」と謝罪した。 学校は市役所から約8キロ。校舎の背後にも山の緑が迫る。警察犬の反応などから、捜索は学校の南方に重点が置かれた。消防団員らは山中の道路脇に生い茂る草をかき分けながら、男児の名前を大声で呼んでいた。 学校の約1キロ南にある十二ケ滝周辺が慌ただしくなったのは、午前11時過ぎ。滝に入っていた消防隊員らが大きな身ぶりを見せた。間もなく「発見」が伝えられ、多くの人員が集められた。 十二ケ滝は、郷谷川の流れが幾筋にも分かれ、約4メートルの高さから落下している。水辺まで近づくことができ、ライフジャケットの着用を呼びかける看板がある一方、「滝つぼは『おぼれやすい』」と注意喚起もされていた。 学校によると、男児は6月30日午前11時ごろ、「トイレに行きたい」と言って教室から急ぐように出て行った。だが、戻ってこず、約10分後に教員らが捜し始めた。正午ごろには、捜索に出ていた教員が「十二ケ滝の近くに小学生がいた」と聞いたという。 捜索を始めると、非常口の鍵の一つがかかっていないことが判明。男児が開けた可能性があるという。ただ、その外のフェンスのダイヤル式の鍵も開いていたという。畑を経て敷地外に続く経路だ。 瀬川校長によると、男児が姿を消す20分ほど前に畑から戻った教員は施錠したと説明しているという。ただ児童生徒が解錠する番号を知る機会はないといい、開いていた可能性も否定しなかった。再発防止策を徹底したいという。
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