習近平氏が7年ぶりに北朝鮮訪問へ 非核化や米との「橋渡し」が焦点
中国共産党中央対外連絡部は5日、習近平(シーチンピン)国家主席が8~9日に北朝鮮を国賓訪問すると発表した。2019年6月の訪朝以来、7年ぶりとなる。昨年9月に訪中した金正恩(キムジョンウン)総書記と再び会談し、両国間の連携をアピールする狙いがあるとみられる。北朝鮮の非核化問題がどう扱われるのかにも注目が集まる。
両国関係はコロナ禍で北朝鮮が国境を閉鎖したり、ロシアのウクライナ侵攻をめぐって北朝鮮がロシアに接近したりしたことからぎくしゃくしたが、昨年9月の金氏の訪中以降、関係改善が進んでいる。今回の訪朝では経済や人的交流などの面での協力強化などを確認するとみられる。
北朝鮮の非核化問題をめぐっては、北京で5月に開催された米中首脳会談で、両首脳が北朝鮮の非核化という「共有された目標」を確認したと米側が発表した。一方、中国側の発表では「朝鮮半島などの重大な国際・地域問題について意見交換を行った」とするにとどまった。
北朝鮮側としては国際社会による制裁が続くなか、ウクライナ侵攻への派兵などの見返りとしてのロシアからの様々な支援に加え、中国との関係改善を通じて政治的、経済的な「後ろ盾」を確保しておく意味は大きい。
中国では王毅(ワンイー)共産党政治局員兼外相が4月に平壌を訪れ、北朝鮮の崔善姫(チェソンヒ)外相と会談し、金氏とも面会した。両国のメディアによると「中朝友好協力相互援助条約」の締結から65年となる今年、王氏は「ハイレベル交流を強化する」と述べていた。両国の報道は北朝鮮の非核化問題には触れなかった。
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