難病や障がいある子たちが「舞台」に 8月にファッションショー

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日本最古の美術館とされる表慶館(東京都台東区上野公園)で8月26日、「インクルーシブ・ランウェイ®2026at東京国立博物館」と銘打ったファッションショーが開かれる。公募で選ばれた、障がいや難病の子どもたちが、タレントのはるな愛さんらと舞台に立つ。こうした子たちのことを知ってほしいと初めて企画された。

総合演出を務めるのは山梨県出身のモデル、清水絵夢さん。特別支援学校教諭の免許を持ち、本業の傍ら障がい児支援を続けている。父の足が不自由で障がいは特別なことではなかったが、支援活動の中で「接する機会がないために障がい児は多くの人に理解されていない」と痛感してきた。そこで、全てを包み込むという意味を持つインクルーシブの言葉を冠した今回の催しを考案した。

モデルは全国公募で集まった約100人からオーディションで選ばれた子どもを中心に約40人が務める。衣装は「障がい者を含めたすべての人」に向けたファッションブランド「tenbo」を手がける千葉県木更津市のデザイナー、鶴田能史(たかふみ)さん(44)らが担当する。

清水さんとともにオーディションの審査をした鶴田さんは「多くの子の応募動機が、自分の障がいや病気のことを知ってほしいというものだった。ランウエー(舞台)でその子の個性が一番輝く衣装を作っていきたい」と準備を進めている。

表慶館は東京国立博物館の展示館の一つ。大正天皇の結婚を記念して1909年に開館したドーム屋根を備えた洋風建築で、国の重要文化財に指定されている。同博物館によると、こうした趣旨のファッションショーは初めて。

清水さんは「障がいや病気の有無、年齢、性別、体形、国籍にかかわらず、すべての人が一人の表現者として同じ舞台に並ぶ、そんな風景を日本を代表する文化的な施設から発信することに大きな意味がある。こういう世界っていいね、当たり前だよねと思ってもらえる未来につなげたい」と話す。

主催する一般社団法人「インクルーシブ・アソシエーション」(新宿区)は、クラウドファンディング(CF)サイト「READYFOR」で7月9日まで開催資金を募っている。寄付者には返礼として観覧席を提供する。【合田月美】

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