習近平氏が訪朝し金正恩氏と会談、連携をアピールか 非核化にも注目
中国の習近平(シーチンピン)国家主席が8日、平壌に到着し、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記と会談した。9日までの国賓訪問で、2019年6月の訪朝以来7年ぶり。中国側発表によると、習氏は「金氏と緊密な戦略的意思疎通を保ち、中朝関係を絶えず新たな高みへと導く」などと述べ、連携強化を強調した。一方、北朝鮮の非核化についての言及はなかった。
習氏は会談で、26年7月で締結から65年になる「中朝友好協力相互援助条約」を重視する姿勢を示し、盛大な記念行事を行う必要があると指摘。様々なレベルでの交流を強化しなければならないとした。さらに経済や科学技術、医療衛生などの実務協力を拡大し、民間の航空便や国際旅客列車の運行再開を契機に人の往来を拡大すべきだとして交流の深化を促した。
一方、中国側発表によると、金氏は「今後も一貫して朝中関係の発展を国家で最も重大な戦略的事業として位置づける」などと応じたという。
中国国営新華社通信によると、習氏は専用機で平壌の空港に到着。金氏は妻の李雪主(リソルチュ)氏とともに空港で出迎えた。同通信は「金氏は習氏と熱烈に握手した」と伝えている。
現地からの映像などによると、歓迎式典の会場となった平壌の金日成広場には習氏と金氏の巨大な肖像画や、「朝中友好は永遠に変わらない」「揺るぎない朝中の友好と団結に万歳」といったスローガンが掲げられた。習氏と金氏は歓迎の人々や子供たちに手を振って応えたという。
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は8日付の1面で、習氏の寄稿文を掲載した。習氏は北朝鮮の金氏と「伝統的な中朝親善について語り合い、中朝関係の発展に向けた遠大な計画を協議できることを期待する」と記した。
習氏は寄稿文で、今年が中朝友好協力相互援助条約の締結から65周年にあたるとした上で、「時代がどう変わり、国際情勢がどう変化しようとも、伝統的な中朝親善は常に不敗」だと指摘。さらに「戦略的な意思疎通と協力を強化し、国連を中核とする国際体制と国際法に基づく国際秩序を共同で守らなければならない」などとし、党・政府・軍の各部門、各レベルでの意思疎通と往来を強化するとした。
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